アウトドア好きなら、必要かどうかは別として、少なくとも「欲しい」のがコールマンのガソリンランタンではないでしょうか。
私も以前から欲しい欲しいと思いつつ、先日師匠の所に遊びに行った時、庭でBBQをしながら夜に灯されたランタンを見て、やはりこれは一つぐらい持っておきたいなと思い、師匠に「最初に買うならどれが良いですかね?」と相談した所、「ランタンならうちにナンボでもある、買わんでもそのうち一個やるやる」という事で待っておりました。
で、つい先日、毎年の恒例行事である宮島でのBBQキャンプを行ったわけですが、残念ながら師匠は都合によって参加出来ないという事でした。ただ、師匠の丁稚である、たっちゃんが家族でご参加下さり、わざわざ大阪から車で来てくれて、到着した途端「師匠から届け物を預かって来ました」と。
何か食材でも下さったのかな?と思ったら、なんとコールマンのガソリンランタン!
しかもとても綺麗でまだかなり新しい物ではないかと思われました。さっそくその晩はランタンを灯し楽しい時間を過ごしたのですが、どうやら明かりが少々チラつくような気がしていました。
使用に全く問題は無いけど何か気になるので調べてみたところ、どうやら部品の一部である「ジェネレーター」が古くなっているのではないか?という事が分かりました。
そこで、せっかく頂いた大事な道具ですし、長く使うために、分解して掃除と消耗品の交換を行う事にしました。
このランタンは「290A」というモデルで、ネットで調べられるだけ調べたところ、どうやら現行品であり、部品の調達は用意で、このランタンは作りが極めてシンプルである事から、少ない道具で素人でも簡単に分解やメンテナンスが可能という事が分かりました。
さっそく必要な道具と部品をAmazonで調達して分解と清掃、部品交換の開始です。
この記事の目次
ジェネレーター交換に必要な道具「スーパーレンチ」
ランタンの分解、今回のジェネレーター交換では2ヶ所のボルトを緩める必要があり、一般的なレンチやモンキーでも緩める事は出来ますが、ランタン専用工具として「スーパーレンチ」という道具が販売されており、実売で1000円程度なので購入する事にしました。品番は「149A9505」でこういう物です。
290Aのジェネレーターは型番が「290B370」
続いて、肝心の部品である「ジェネレーター」ですが、290Aで使用するのは品番「290B370」または「290-5891」の物です。
290Aのジェネレーター交換手順
交換手順を写真で順を追って説明します。まず、ベンチレーターとガラスグローブ、続いてヒートシールドを外します。
スーパーレンチを使ってフレームナット(2つ重なっている下側の薄いナット)を緩め、フレームナットの下にあるUクリップを外し、バーナーアッシーを抜き取ります。
ジャムナットを緩めます。
ジェネレーターが外れます。
後は、新しいジェネレーターを、分解と反対の手順でくみ上げるだけです。
一点、注意です。ジェネレーターを外す時によく見ていれば大丈夫ですが、ジェネレーターが繋がっている部分の、銀色で穴が空いている部品(エキセントリックブロック)は真っ直ぐな面と斜めになっている面があり、ジェネレーター下端のフックのようになっている部分「クリーニングロッド」は、斜めになっている側から差し込みます。反対側から差し込まないように気をつけましょう。
今回はジェネレーターの交換以外にもポンププランジャーの点検と清掃も行いましたので、またの機会にご紹介します。
各部品をピカピカに掃除して組み立て、ベランダでテスト燃焼しました。
バッチリですね、早くキャンプに行って灯してみたくなりました。