昨年の夏、野遊びの師匠にコールマンのランタン290Aを譲って頂いた事をキッカケにランタンにハマってしまい、とうとうバースデーランタンの200Aまで購入してしまったワシ。
そんな様子を見た師匠が、先日遊びに行った時「また一個おもろいもんやるから持って帰れ」と下さったのがコールマンのシングルバーナーでした。
この記事の目次
コールマンシングルバーナー533アンレデッドがやって来た
コールマンのガソリンコンロと言えばツーバーナーの413Hは知っていましたし、ランタンでホワイトガソリンを扱う事になったので、いつかはコンロも413Hが欲しいなとは思っていました。
ただ、カセットガス式のユニフレームのツインバーナーは持っているけど、うちの野遊びスタイルでは案外使う場面って無いし、ガソリンのコンロなんてますます出番が無いだろうな、と思っていたんです。
そこへ思わぬ形でシングルバーナーを頂く事になったわけですが、これならツーバーナーより気軽に持ち出せるし、ちょっとお湯を沸かしたいとか、ちょっとした炒め物をしたいなんていう時には炭を使うより当然楽なわけで、一気にガソリンバーナーが楽しみになって来ました。
頂いた時点ではかなりの年月放置されていたようで、油汚れや錆が相当なものでした。試しにガソリンを入れて点火を試しましたがウンともスンとも言わず。
そこで、まずは清掃と分解整備を行う事にしました。
シルバータンクのアンレデッドはレギュラーガソリンが使用可能
分解と掃除の前に、そもそもこの「アンレデッド533」というシングルバーナーはどういう道具なのか?という事が気になり簡単に調べるところから始めました。
さて、どうやらこのモデルは日本では廃盤になっているようで、現在新品を手に入れるには並行輸入しかなく、かなり高値になってしまうという事が分かりました。
また、ほぼ同機能である「508A」というモデルが現行品で存在する事が分かり、基本的にはジェネレーター以外の部分は同じであるという事も分かり、つまり部品調達には苦労せずに済むという事が分かって一安心しました。
533は「レギュラーガソリンが使用可能」であり、533用のジェネレーターを508Aに取り付ければ、508Aもレギュラーガソリン仕様になるようです。
ただし、譲ってくれた師匠曰く、いくらメーカーが公認しているとはいえ、やはりレギュラーガソリンを使っていると不調が起こりやすいので、基本的には純正のホワイトガソリンを使えとの事でした。頻繁に使用する場合はレギュラーガソリンでも大丈夫らしいですが、緊急時だけにしておくのが無難だぞ、と。
また、年式によって多少モデルの変更があったりクセが違ったりして、マニアックな世界に繋がっているのもランタンと同じようです。ハマってまた何個も購入しないようにしないと。笑
そんなわけで、せっかく頂いた貴重な道具をこの先も長く大事に使うため、また、構造を理解するためにひとまずバラしてみる事にしました。
コールマン533の分解整備
290Aと200A、2つのランタンを何度もバラして組み立てて来ていたので、シングルバーナーの分解もさほど難しい作業ではありませんでした。
マントルが燃えて明かりとして使うのか、そのまま炎を上げて調理器具として使うのかだけの違いで、基本的な構造は全く同じなんですね。
説明書も無い状態で適当に分解を始めましたが単純な構造で部品も少ないので迷う事もありませんでした。
まずジェネレーターの吹き出し口側を固定している金具を外します。
コールマン533のジェネレーターは533-5891
続いてジェネレーター根元のナットを緩めて外すと、ランタンと同じでエキセントリックブロックが現れました。この時点で、ああランタンと同じか、と気分が楽勝モードに。
ここまで来るとジェネレーターは簡単に外れます。
今回は事前の燃焼テストでジェネレーターがダメっぽかったので予め新品を購入しておきました。
533に適応するジェネレーターの品番は「533-5891」です。このジェネレーターがレギュラーガソリン仕様という事ですね。
古いジェネレーター(下)と新しいジェネレーター(上)
ジェネレーターが外れたらそこからは何も難しい事を考えず上から順番に部品を外して行くだけです。五徳を外します。
ネジを一本緩めてバーナーリングを外します。
外してみてビックリしたんですが、このバーナーリングって単に平らな輪っかと波型の輪っかが交互に重なっているだけという超単純な構造になっています。
この単純さがメンテナンスの容易さと長く使える秘密なんでしょうね。
その下にある皿は固定されていないので持ち上げるだけで外れます。
ヒートシールドもネジを一本外すだけです。
はい、ものの数分でバラバラに。
コールマン533のバルブアッシーは508A5571
実は上記の作業までで組み立てて燃焼テストを行ったんですが、ガソリンが噴き出す様子がありませんでした。ポンピングで圧は十分にかかっていたので、残るはバルブアッシーの不調で燃料を上手く吸い上げていないかはき出せていないのだろうと考え、バルブアッシーの交換も行う事にしました。
ジェネレーターがこの時点で3750円、バルブアッシーが2160円でしたので、メンテナンスだけですでにザッと6000円ほど使っている事になりますが、508を新品で買っても8000円ぐらいだと考えると・・・笑
ま、しかしこの2つを新品に交換しておけば、後は壊れるとしたらポンプ関係しかありませんしランタンと部品が共用出来ます。予備部品は複数ストックしてあるので、これ以上お金がかかるという事も無いでしょう。
533に適応するバルブアッシーは「508A5571」です。品番からみて508Aと共用のようですね。こちらはコールマンのサイトにもAmazonにも在庫が無かったので検索で見つけたNorth Fieldというネットショップで購入しました。
バルブアッシーの交換についてはネットを見てもあまり情報が見つかりませんでしたが、数少ない情報からは「固くて簡単には外れない」という事で、これは実際、かなりの力を入れなければ外れませんでした。
モンキーレンチでくわえ、柄の部分を金槌でガンガン叩いて、ようやく少しずつ周り始めましたが、壊れるんじゃないかと不安になるぐらいの力が必要でしたので初めての分解の時には躊躇するんじゃないかと思います。
タンクの形状的に、手で押さえておくのも脚に挟んで固定するのも難しく、かなり苦労する作業になりますから、出来れば2度目はやりたくないですね・・・
分解整備とジェネレーター及びバルブアッシー交換後の燃焼テスト
そんなわけで、91年製、25年以上前に作られ、数年間放置されてボロボロになっていたコールマン533アンレデッドが道具として蘇りました。
燃焼テストを行いましたが、さすがにバルブアッシーとジェネレーターが新品なのでバッチリと完全燃焼して綺麗な青火で燃えてくれています。
動画内では火力の調整に苦労していますが、この後何度か使用するうちにコツを掴み、かなりの弱火でも安定して燃焼させられる事を確認しています。
クラシックタイプの2レバー式のバーナーだとトロ火が使えるのに、現在のシングルレバーモデルは弱火が使えず、火力調整機能がショボいというレビューを多く見かけますが、うちは十分に弱火の調整が効いているように思います。
この整備の後、外で実際に使うには風防が無いとキツいという感想をたくさん見かけたので、ついコールマン純正の「ニューウィンドスクリーン」を注文してしまいましたので、こちらが到着したらまた記事を書いてみようと思います。