子供も年中さんになって外でしっかり遊べるようになって来たので、本格的にキャンプ道具も増やして行こうかなという事で、今回はタープを追加しました。
購入したのはコールマンのXPヘキサタープMDXのバーガンディです。
MDXというのはMサイズのDX(デラックス)という事らしく、幕以外にもポールやロープなどの付属品が同梱されている仕様らしいのですが、逆に、付属品の無い純粋なMタイプというのが売られているのを見かけないのが不思議です。
この記事の目次
コールマンのタープXPヘキサタープMDX(バーガンディ)と他社のヘキサタープとの比較
タープと言えばヘキサ、という感じですので、あらゆるメーカーからヘキサタープが発売されていますし、今回もちろん他社の商品も悩んだんですが、なぜXPヘキサタープMDXにしたのか。
一番大きな理由は、今後購入したいと考えているテントがコールマンのタフドーム3025のバーガンディ(赤色)なので、これとお揃いになるからです。
値段の面で考えるとXPヘキサタープMDX(バーガンディ)は約15000円で、他のメーカーのタープなら5000〜7000円で購入出来ますが、多くのタープは幕だけでの販売で、ポールやロープ、ペグなどに関しては別売という事が多いです。
その点、XPヘキサタープMDX(バーガンディ)は、メインのポール以外にもサブポールも2本付属しており、自在付きのロープが6本、ペグとハンマーも同梱されています。
サブポールは2本だけなので、タープの片面を跳ね上げる事は出来ますが、両面を跳ね上げて使用したい場合は、もう2本追加で購入する必要はあります。
安いタープを購入し、付属品についても安い物を揃えれば全部で1万円以内で収まるとは思いますが、初めてタープを使うため、それらの付属品について、どの程度の物を買うのが間違い無いのか?という辺りの事が分かりません。
ですから、セットで販売されている物なら間違い無いだろう、という安心感を買ったという所もあります。また、利用日の直前に購入したというのもあり、あれこれとバラで買い揃えるのが面倒だったというのも正直な所です。
では、実際に購入してみてそれらの付属品がどうだったのかについては、またこの下で触れたいと思います。
コールマンのタープXPヘキサタープMDX(バーガンディ)の特徴
このタープの一番の特徴は、メインポールが二股で2本になっているところでしょう。
一般的に、ヘキサタープを張る場合、メインポールは1本で、そこに2本のロープを張って安定させますが、このタープの場合は逆で、2本のポールで立てるためにロープは1本しか張らなくても安定するという仕組みになっています。
立てる時にも2本のポールで簡単に安定しますので、初めてタープを張る女房に手伝わせても、何の説明も無く簡単に扱う事が出来ました。
この状態を簡単に作れるというのは非常に楽です。これが、通常のタープのように1本のポールで2本のロープを張る場合、初めて扱う人だと手伝ってもらうのが大変だったりするかも知れませんが、XPヘキサタープMDXなら女性でも子供でも簡単に張る事が出来ると思います。
考え方によってはポールが1本余計にあるので邪魔という見方もあるかも知れませんが、実際に使ってみてポールが邪魔に感じた事はありません。
また、二股の角度を広げると、その分天井の高さが下がりますので、ある程度の高さ調整が容易に行えるという特徴があります。
私は実際に使用してみて、これは大変気に入っています。
XPヘキサタープMDXに付属のペグは使い物にならない
XPヘキサタープMDXには設営に必要な付属品が一式同梱されていると言いましたが、ペグとハンマーに関しては役に立たないと言い切っておきます。
実際に同梱されているペグとハンマーがこちら
こんなペグとハンマーですから、砂地や柔らかい土質、ふかふかの芝などで無い限りは、使い物にならないと考えた方が良いです。
私は実際、初めてこのタープを張る日に、このペグとハンマーしか持たずにキャンプ場へ行った結果、地面が固すぎて全く歯が立たず、せっかくのタープを張れずじまいで帰ったという苦い経験をしています。
実は、購入前にネットのレビューを見ていて、付属のペグは役に立たない、と書かれていたんですが、実際にどんなペグが入っているのかまで確認せずに購入しました。というのも、ペグはどうせ消耗品ですから、新しい物を買い足すのが前提でしたので。
また、いくら役に立たないと言っても、使い物にならないという事は無いだろう、と甘く考えていたのもありました。
この点も、初めてタープやテントを張る人は分からないし悩む点なのだろうと思いますが、鍛造品のペグを購入しておけば間違い無いと思います。
こういうヤツですね。
これなら、砂利混じでガチガチの地面でも問題無く打ち込めます。
もちろんハンマーも金属製の物が必要です。
鍛造ペグでは、スノーピークの「ソリッドステーク」とかELLISSEの「エリッゼステーク」が有名ですが、鍛造品ならさほど性能も値段も変わらないと感じます。
ただ、鍛造ペグは丈夫だけど細いですから、明らかに柔らかい地面の場所に貼る事が分かっている場合には、30cm以上の長い物を使うか、V字型のアルミとかジュラルミンのペグなんかの方が良いだとうとは思います。
とはいえ、普通のキャンプ場などに張るのであれば、とりあえず鍛造品のペグを買って置けば間違い無いでしょう。
ペグの長さも色々あるので初めての場合は迷うポイントかも知れませんが、このぐらいの大きさのタープを張るなら、柔らかい地面以外なら、メインもサブも20cmぐらいの物で大丈夫だと思います。
私はこのタープは全部20cmのペグで設営していますが、少々の風に煽られても抜けた事はありません。
心配だという場合は、30cmの物を同じ本数用意して行けば、よほどの状況以外なら大丈夫じゃないでしょうか。
あと、鍛造品のペグは少々では曲がらない、という声をよく聞きますが、実際には、砂利混じりの固い地面で使用すると結構簡単に曲がるもんです。私は今回、かなり固い地面に設営しましたが実際に2本曲がりました。
曲がりを直せば使えない事は無いと思いますが、鍛造ペグは曲がらない、というのは迷信だと思って、予め予備は持っておいた方が良いと思います。
20cm程度の物なら1本300〜400円ですし、ずっと使えると考えるよりも、あくまでも消耗品だと考えておいた方が良いのではないでしょうか。
行き慣れたキャンプ場であっても、張るサイトが変われば地面の様子も違うと思いますので、ペグは必ず予備も含めて頑丈な物を購入する事をお勧めします。
簡単タープ系とXPヘキサタープの比較
我が家はまだ泊まりでのキャンプは行っておらずデイキャンプばかりですが、これまではコールマンのイージーキャノピーST2/220のグリーンを使って来ました。
この数年、この手の簡単タープ系が大変流行っていますが、私も実際使ってみて、これはこれで良い道具だと思っています。
例えば子供の運動会なんかには普通のタープなんて張れませんので、ロープも無く自立する簡単タープ系はとても使いやすい道具だと言えます。もちろん風の強い時にはペグを打たなければなりませんが、ポールの下にペグを打てるようになっているのでロープを張らずに済むという点でとても楽な道具です。
ただ、家族3人だけでの使用だとしても、さすがに220cm×220cmでは少々小さいと感じ始めたので、もう一回り大きな道具を欲しいと思い始めました。
候補は2種類で、まずは、同じような簡単タープ系で300cmレベルの大きさの物。メーカーにこだわらなければ1万円程度で購入出来ますし、最近の物はオプションで側面に幕を張れたり、メッシュの横幕なんかも用意されていて、かなり幅広い場面で活用出来そうです。
もう一つの候補はタープと言えばこれ、というヘキサタープです。ポールの長さや張り方によって色んな使い方が出来るのと、コンパクトで軽いというのが魅力でした。
これに関しては相当悩みましたし、色んな人の意見を参考に調べまくったんですが、最終的にはコールマンのXPヘキサタープMDXバーガンディに決めました。
理由は色々ありますが、まず簡単タープ系ではなくヘキサタープにした理由は、
まだ使った事が無い道具も使ってみたい、というのが一番大きな理由ですね。
あと、これまで使って来たイージーキャノピーは大きさと高さの兼ね合いで、日差しの方向によっては使い難いと感じた事も多く、自由度の高いタープだと楽だろうなと思った事が理由です。
コールマンのタープXPヘキサタープMDX(バーガンディ)の使用感
大きさとしては460×435×230(h)cmですが、実際に広げたタープを見た事が無い場合、この大きさがどの程度の人数や広さに適しているのか分かりませんよね。
私もそうでした。簡単タープ系なら単純に真四角のサイズですからイメージしやすいですが、タープの場合側面は地面に対して斜めに張られるわけですし、ヘキサの場合、四角ではなく六角形ですので、ますます大きさのイメージが湧きません。
私の場合、このタープを検討している時、偶然にも近くのアウトドアショップで張った状態で展示してあったので大きさのイメージが出来たため購入を決断出来たのですが、初めてタープを買う人は大きさで本当に悩むだろうなと思います。
そこで、私が実際に色んな人数でこのタープを使ってみた感想から、4人ならゆとりを持って使える広さ、6人でも十分であると言えます。
実際、6人分のテーブルと椅子を並べた状態がこちらですが、まだ余裕がありますね。テーブルと椅子を並べるだけなら8人でも十分使えると思います。
逆に、これ以上の大きさは、よほどの大人数でなければ必要無いでしょうし、これより小さい物だと4人でピッタリ、余裕無し、という感じになると思います。
4〜6人程度での利用なら、この450×450前後がベストサイズじゃないでしょうか。
状況や好みにもよると思いますが、片面を跳ね上げて使うと、しっかりと日陰を確保しつつ開放感もあり広く使えますので、この商品にサイドポールが予め付属されている理由がよく分かります。
もう片方も跳ね上げて使えばかなり広いスペースを作り出せますから、このタープ1枚で、食事スペース以外にも調理スペースや荷物置き場なども確保出来ると思います。
私は遊び道具に関しては、あまり値段をシビアに考えないタイプなので、この商品が値段から考えてどうこうという感想は特にありませんが、純粋に、道具としてとても良い物だと感じています。
特に、初めてタープを買うという場合には、大きささえ用途に合うならば、選んで間違いの無い商品だと思います。
購入時は、私みたいに急ぎで購入する場合は店舗で買うとどうしてもネットよりも割高になりがちなので、使用までに数日の余裕があればネット購入がお得ですね。やっぱりAmazonが安いです。
ヘキサである事のメリットはよく分からない
ここまで、XPヘキサタープMDXの良さを語って来たものの、ヘキサタープ自体のメリットというのが実はよく分かっていません。
同じ寸法ならレクタ(四角形)の方が投影面積が大きいので、ヘキサじゃなくてレクタの方が良いんじゃないか?と思ってしまうわけです。
ヘキサの方が風に強い、などの意見もあるようですが、そもそもそんなに風が強い時にはキャンプへ行かないしな、とか。
まぁ、この辺りは実際に使い比べてみなければ分からないでしょうから、また何かのタイミングでレクタタープも買って比べてみようかと思っています。
コールマンのタープの説明動画(コールマンジャパン公式チャンネル)
タープを初めて買う時に、どうやって設営するのかな?なんて思った時にも、今の時代Youtubeのおかげで何でも事前に勉強が出来ますね。
以下は、私が実際にXPヘキサタープMDXを購入する前に、設営する日を楽しみにニヤニヤしながら何度も観た設営動画です。
まぁ、あまりにも単純な道具ですし説明書も入っていますので、動画で設営方法を覚えるまでの必要は無いと思いますが、実際に使う日を想像してウキウキしながら、ついでに設営方法を頭に入れておくと良いのではないでしょうか。