年に1回、この時期に友人達と「南西諸島のどこかへ遊びに行こうツアー」をやっていますが、今年は沖縄の宮古島へ行って来ました。
そこで、息子へのお土産と言いながら実は自分が楽しみでマングローブの種を拾い、さっそく帰ってペットボトルで水耕栽培を始めたところ、3日ほどで根が伸び始め、芽も伸びて来たという所で一安心。
まだ今は種の栄養だけで育ってるんだろうから水に浸けっぱなしで伸ばしてるんですが
、さすがにそろそろ土に植えてやろうかなと。
この記事の目次
マングローブってどうやって育てるんだ?
で、ここに来て、マングローブってどうやって育てるんだろう?と思い調べてみるものの、マングローブなんてマニアック過ぎて育ててる人間が少ないのか、ネット上には信頼性の高い情報って無いんですよね。
私は以前8年間ほど生花店勤務の経験があって、一般的に売られている植物は大概触って来ましたので、よほど特殊な物でない限りはそう簡単に枯らせない自信はあるんですが、さすがにマングローブは扱った事がなく・・・
植物って結局、「自生してる環境に近づければ良い」わけなんですが、そうなるとマングローブの場合、「泥に植えるのが良いのか?」という事になります。が、ネットで一応調べてみると、「観葉植物の土で良い」なんて書かれてまして、それほんとかよ・・・と思うわけです。
観葉植物の土って言ったって色んな種類があるわけだし。
信頼性の高い栽培情報が少ないマングローブ
マングローブの種とか苗は通販でも売ってあるんですけど、そこでさえまともな育て方書いて無いんですよね。あれ、言い方は悪いですが、単なるインテリアとして売っていて、売ってる本人がちゃんと育てた事ないんじゃないでしょうか。
植物って、枯れても文句を言われない商品だから、言い方は悪いけど、いい加減な売り方しても大丈夫なんですよね。お客さんは「自分が下手だから枯らせちゃった」って思いますから。
私はそういうの嫌いだったので、店員時代にも「買ってもどうせ枯らす客には売らない」なんて格好良い事言ってたんですが、そんな親切な店員やショップって中々ありませんね。
で、どうやらマングローブちゃんは、さほど栄養が必要が無いという事は分かり、自生条件に近い泥栽培は色んな面で手間がかかるのと、マングローブは植え替えのストレスに弱いらしいという事で、できるだけ植え替えない方が良いという判断から、泥ではなく赤玉土を使って植えてみる事にしました。
最初は、スイレン栽培と同じように泥で育ててみようかと思ってたんですが、こうなると冬の管理が大変だったり、植え替え時に負担がかかるかなという判断です。
赤玉土ならPHも弱酸性なので恐らく問題は無かろうと。保水性が高いので水を好むマングローブに合うだろうし、いずれ土の団粒が崩れて泥のようになっても逆に自生状況に近づくから大丈夫かなと。
ただ1点、赤玉土は栄養分の少ない土であるものの、マングローブ自体が「あまり栄養を必要としない」という点だけ確証が得られないので少々不安ではあります。
だって、基本的には汽水域に生えてるわけで、だったら水は比較的栄養豊富じゃないの?と。ま、栄養は与え過ぎると枯れるけど、無くても簡単には枯れんですから、とりあえず赤玉土だけで育ててみましょう。
マングローブを育てる最大の問題は最低気温
マングローブを育てる上で、枯れる要素として最大の理由は恐らく最低気温でしょう。
熱帯植物の割に、慣らせば5度ぐらいまで耐えたという情報がある「らしい」とか、これまた信用できる情報が無いんです。ただ、少なくとも、自然での生息地域北限が奄美大島のようなのでつまり冬の最低気温が15℃あればまず大丈夫でしょう。(品種による)
気温に関しては、うちは年中24時間エアコンをかけている家なので、秋以降は室内の明るい場所に取り込み、夜中でも置き場所さえ間違わなければ15℃を切る事は無いはずです。
しかし1つの懸念は「4種類あるマングローブのうちどの種を拾ったか」を忘れてしまったという点です・・・品種によって多少性格が違いますからね・・・
ヤエヤマヒルギだと思うんだけどなぁ・・・
植物の栽培にお風呂場が最適という嘘
家を建てて、大きな窓で明るくて24時間換気の風呂を作り、ジャングルにするのが夢です。仕事から帰ったらマングローブ林の中で風呂に入れるとか最高。笑
ちなみに、お風呂は観葉植物にとって環境は良いですが、素人は絶対にやめておきましょう。まず、それなりの明るさが必要なので小さな窓しか無い一般的なマンションではほぼ難しいでしょう。
また、換気も重要だし、風呂は間違い無く寒い場所にあるはずなので、それこそ冬の晩はとんでもなく気温が下がり植物は1発で死んでしまいます。
植物育てる時は、「赤ちゃんをそこに放置出来る環境か」と考えてみれば、そう簡単には枯れないはずです。
極端な気温変化が無く、換気が良く、ホコリなんかも溜まりにくい場所。と考えると、
普通の家の中ではごく限られた場所しか無く、だからほとんどの人は植物を枯らせてしまうわけですね。
と偉そうな事を言いながら、せっかく持って帰ったマングローブが枯れないよう、頑張って世話しようと思います。
ある程度育って来たら、また写真でも公開しようかと。